「マイル(マイレージ)と聞いたことはあってもどうやったら手に入るのかとか、使い道とか知らないよ」と思いませんでしたか?
実はマイル(マイレージ)という同じ名前がついていても航空会社によって別々のものであり、共通して使用することが出来ない物が多いのです。これはシェア獲得のために自分の航空会社を使ってもらいたいと言う面からしょうがないところもあります。
世界のマイレージサービスとして見てみるとアライアンスという提携を結び、共通のマイルとして使用出来るところもあります。(それでも日本大手大手航空会社のJALとANAがアライアンス提携していないのは残念ですが・・・。)
各社のマイレージサービス(マイレージプログラム)にはそれぞれ特徴があります。その中の自分に合った利点を考え、よく利用する航空会社のマイレージプログラムに登録するのが有効です。
このページでは、マイレージサービスの詳細や、お勧めマイレージプログラムの特徴や登録方法について解説していきます。
マイルとかよく分かんないや。
貯めたマイルは各種サービス利用や、お金の代わりになるポイントとして使えます。
多用する航空会社のマイレージプログラムに登録するのをお勧めします。
目次
マイレージサービス(マイル)とは?
会員登録している旅客に対して搭乗距離(1マイル=海里1,852m)に比例してポイント(マイル)が付与されるシステムのことを指します。
マイルを利用することにより無料航空券、割引航空券、座席グレードアップや提携会社の店舗で買い物に使用出来ます。
本来は大手航空会社(日本ではJALやANA)でそれぞれ使われていたマイレージサービスですが、LCC各社による継続的な顧客への付加サービスを提供するためのポイント集計システムに対してマイレージという呼称を使用することも増えています。
マイレージ会員登録してみよう
日本国内で航空機を利用するのなら、大手であるJALやANAのマイレージプログラムに登録するのをお勧めします。
理由は下記にあるようにメリットが大きいためです。
- 国内線・国際線ともに日本発着路線がLCCなどより豊富で、特典航空券の使える路線も多い。
- 航空券以外にも宿泊施設や、ダイナミックパッケージ、電子マネーと交換などの使用用途が多い。
- 外国語が使えない方でも日本語だけで登録が可能。
- JALはショッピングにより航空機を利用しないでもJALマイルが貯まる。(ANAは提携会社のポイントが貯まったり、有料のANAクレジットカード利用時のみ限定的にポイントが貯まるので注意が必要となります。)
JALのマイレージプログラム
下記リンクよりJAL公式ページに飛べます。
JALマイレージ登録カード
・JAL Global WALLET(国際線ご利用の方にオススメのJMBプリペイドカード)入会金、年会費無料!
・JALクレジットカード(マイルをためるなら、絶対にこれ。ショッピングでもマイルがたまる)
・JALマイレージバンク 提携クレジットカード(一部クレジット機能がないものもあります)
会員登録は、上記リンクにある公式サイトより行います。
登録情報を入力して、上記登録カードを選択することにより入会できます。
ANAマイレージプログラム
下記リンクよりANA公式ページに飛べます。
ANA登録カード
・モバイルサイトによるデジタルカード(クレジット機能なし)
・ANAクレジットカード(クレジット・電子マネー機能付き)
会員登録は、上記リンクにある公式サイトより行います。
登録情報を入力して、上記登録カードかモバイルサイトのデジタルカードを選択することにより入会できます。
共通の登録注意点
会員登録情報では、名前のローマ字・アルファベットをパスポートと一致させるのが必須になりますので注意しましょう。
正確なアルファベットで会員登録する必要があります。
ヘボン式ローマ字については、下記リンクを参照してください。
リンクはMinistry of Foreign Affairs of Japan.様より引用
クレジット機能のついたカードは審査があるため、審査通過していれば後2~4週間後に郵送で送られてきます。
各登録カードは空港内でも手続きが可能です。通常カードやプリペイド式カードの場合その場で受け取ることが可能ですが、やはりクレジット機能のあるカードだと審査通過後の郵送になります。
各航空会社マイレージプログラムは事後登録も可能で、搭乗後6ヶ月まで登録すればマイルが付加されます。(国際線だと手続きの関係で、搭乗3日後以降の登録でないとマイル付与が出来ません。)
マイルには有効期限が設定されており、最後の利用月・マイルが付与された翌日から3年後の月末にポイントが失効してしまいます。早く獲得したマイルから失効するので注意したいところです。
失効前にマイルをきちんと使用しておきましょう。
マイルの貯め方を知ろう
マイレージサービスには以下のマイルをためる方法が存在します。
フライトマイル
フライトマイルは各航空会社や提携航空会社の航空機に乗ることにより付与されるマイルです。
フライトマイルの獲得量は以下の通りです。
フライトマイル獲得
区間マイルは国内線と国際線の違い、行き先の空港により細かく変化します。
マイル積算率は座席の搭乗クラスごとに30%~150%と分けられています。
東京→福岡間を例にすると、下記の通りのマイルが付与されます。
東京→福岡 | エコノミークラス | ボーナスマイル | 合計マイル |
区間マイル(567) | 国内線普通運賃積算率100% |
JAL年度初回ボーナス(1,000) |
567✕100+1000=1,567マイル |
ショッピング利用
JALは無料の会員登録でも普段使っているショッピングや宿泊費、レンタカー代金に対してマイルが付与されます。
ANAでは無料会員登録のカードではフライトマイルしか貯めることが出来ず、一部提携企業のポイントが付与されるのみです。ANAのマイルを普段のショッピングで貯めたいのなら、ANA各種クレジットカードに入会するしかありません。
1マイルいくらくらいになるんですか?
特典航空券でマイルを使用する場合1マイル=2円前後の価値となり、
ショッピングなどに使うと1マイル=1.3円ほどの価値になります。
なるべく1マイルの価値が高くなる特典航空券でマイルを消費した方がいいかもしれません。
マイルを使ってみよう
特典航空券
JALマイルと交換だと国内線は片道7,000マイル~なければ使用出来ません。往復だと12,000マイル~。
国際線は片道7,500マイル~、往復で15,000マイル~からの交換が可能となっています。
ANAだと国内線は片道5,000マイル~から、往復10,000~になります。
国際線は片道での利用はできません。往復のみ12,000マイル~から交換可能です。
座席クラスアップグレート
追加マイルを支払うことで、座席のアップグレートができます。
JALの場合、国際線で路線により必要マイル数が変化しますが、通常9,000マイル~から、当日申し込みキャンペーン期間中なら6,000マイル~から利用することも可能です。国内線だと3,000マイル~から2区間分のクーポンと交換出来ます。往復で利用したり、同乗者と利用することが可能です。
ANAの国際線で区間により必要なマイル数は変化しますが、エコノミークラスからビジネスクラスへの変更は片道12,000マイル~から、ビジネスクラスからファーストクラスへの変更は片道20,000マイル~で交換可能となっています。他にもスターアライアンス加盟航空会社の航空券の座席のアップグレートも可能です。必要なマイル数は路線や航空会社により変化しますが、片道12,000マイル~から交換が可能です。
特典限定品やサービスなど
航空会社限定グッズやグルメ商品などと交換出来ます。
ANAは海外手荷物超過料金の支払いにマイルを使うことも可能となっています。
各種空港施設の利用にマイルの使用が可能です。
他交通機関や宿泊施設などで使用
タクシーやレンタカーの代金の代わりに使用が出来ます。
他にも旅行に使う宿泊施設やホテルパックの料金の代わりに使えます。
普段のショッピング
普段の日用品のお買い物から、自動車やマンションの購入にもマイルの使用が可能となっています。
レジャー施設等で使用
レジャー施設や美容室、リラクゼーション料金をマイルで支払えます。
電子マネーと交換
全国の交通系ICカードポイントやTポイントなどの提携ポイントや、スカイコイン、電子マネーに交換可能です。
クーポンやギフトカード
お金の代わりに使える紙のクーポンやギフトカードに交換出来ます。
寄付
各種航空会社ごとのチャリティプログラムに参加できます。
失効するくらいなら、寄付しちゃうのもありでしょう。
終わりに マイルを貯めて節約しよう
マイルを貯めずに航空機を利用するのは大変もったいないです。
マイルはお金の代わりに使える物と言っても過言ではありません。
いかに上手く貯めて、使っていくかによって大きな節約となっていくでしょう。