節約するには無駄な出費を抑えるのが一番です。

何が無駄だったのか知るためには、買った物が何だったかを知らなければ分かりません。

しかし当日に買った物を覚えていることは多いでしょうが、1週間や1ヶ月に買った全ての物を覚えていられませんよね。

そこでお役に立つのが家計簿になります。

家計簿を使うことにより買った物を記録し、確認した無駄な買い物を減らすことにより、節約につなげることが可能になるのです。

春夫君
わあ!
気がついたら財布の中が、レシートでいっぱいになってる。

節約先生
そんな状態ではレシートをなくしたりして、使った総額が分からなくなるよ。
レシートをまとめて整理し、家計簿に記載するのをお勧めしますよ。

妻子さん
でも家計簿を書くってけっこう面倒くさいわよね。
いちいち書かなくても、財布の中身の増減だけ確認していればいいんじゃない?

節約先生
家計簿で分かるのは、単純に支出の総額ばかりではないよ。
データが集まることにより、買っている物の傾向が分かるようになる。
傾向を分析することにより、無駄を省いて節約に繋がっていくんだ。

春夫君
ふぅーん。
家計簿って奥が深いんだ。
でも家計簿書くのって主婦のイメージがあるよね。
レシート渡して妻子さんに任せちゃえばいいのかな?

妻子さん
何言ってんのこいつ。
家事は全部人任せか!!

節約先生
よほど忙しくて書く暇がないのならしょうがないけど、基本的にはお勧めしないね。
使ったお金の用途を家計簿に自ら記入することにより、何にお金を使ったか意識しやすくなる。
今回は、家計簿をつけるのを日課にしてもらうために、家計簿のことについて教えようと思います。
家計簿をつけることにより、お金の使い道について詳しく分かるようになります。
無駄に高い物を購入したり、いらない物を購入しているなどの傾向が分かってくるため、いらない物を買わないようにすることにより大幅な節約が期待できます。
このページでは、世の中にある家計簿の種類、それぞれのメリットとデメリットについて説明します。

節約するために手書きの家計簿を使ってみよう

PCなどのデジタル媒体が普及する以前から使用されているのが、紙媒体による手書きの家計簿になります。

下記がメリットやデメリットなどの特徴となります。

手書き家計簿のメリット
・町の本屋やコンビニなどで手軽に購入できる。
・値段は500円前後がほとんど。
・持ち運びが簡単で、使用場所を選ばない。
・自由に書き込みが出来、項目を作ったり、落書きなどを書くのも自由。
・アプリやツールなどの知識がなかったり苦手な人でも、簡単に使用出来る。

妻子さん
実家のおばあちゃんが紙の家計簿をつけていたのを思い出すわ。

春夫君
僕のお母さんもそうだったよ。
やはり年配者だとPCやスマホが苦手な人が多いからね。

節約先生
誰でも使えるというのは大きなメリットだね。
ただデメリットも残念ながら存在するんだよ。
手書き家計簿のデメリット
・記入が遅れてレシートや支払票などが溜まってしまうと、後のまとめの記入が大変。
・計算機やソロバン技能が必要になってくる。
・クレジットカード利用だと毎日の記入が難しく、一括払いなどを利用していても現金の実際の支払いは1ヶ月後となる。
何に使ったのかの内訳も、カード会社と提携しているアプリ等使っていない場合、クレジットカード発行会社の請求書が来てはじめて詳しく分かる。 
クレジットカードについてもっと知りたい時は読もう

妻子さん
ソロバン技能を持っている人は現在だと少ないだろうし、
電卓やアプリ使うのなら紙の媒体を使う意味があまりない気がするわね。

節約先生
時代の流れ的にデジタル媒体の強みが大きいのは確かですからね。
しかし、手書きが好きという愛好者もまだまだおられますよ。
手書きの家計簿の利用者はスマートフォンの普及により年々減少傾向にあります。
しかし、媒体の書物が消えないように、手書きするという要素も好きな人がいるかぎり消えることはないと私は考えます。

節約するためにExcelで作成した家計簿を使ってみよう

家計簿の中には、Microsoft Excelを使用して自分で家計簿を作成して集計するものもあります。

下記がメリットやデメリットなどの特徴となります。

 Excel家計簿のメリット
・Excelなら自分で好きな項目を作成出来る。
・計算や項目別の集計が楽。
・オンラインの家計簿だとサービスが終了してしまった場合そこで使用できなくなるか、機能が大幅に制限されてしまうが、Microsoft Excelという世界シェアが大きすぎるものだと終了する可能性がかなり低い。
・ネット回線を利用する必要がないので、ハッキングなどのセキュリティ面で安心できる。
Excel家計簿のデメリット
・作るのに知識や技能が多少必要になってくる。
・Excelの機能を十分に使用するにはオンライン版やアプリ版を使う必要があるが、それにはネット回線が必要になる。(メリットだったはずのセキュリティ面の問題が出てくる。)
・オフラインで使用出来るパッケージ版の価格が高め。
・クレジットカード関係の機能は対応していないため、クレジットカード発行会社の請求書を待つ必要がある。

春夫君
Excel家計簿は作成さえ出来れば使いやすそうだね。

節約先生
技能がある人なら、自由にカスタマイズ出来るのが強みだね。

Excelの知識がある程度ある人なら、計算が楽でカスタマイズ性が高いExcel家計簿がお勧めできます。

節約するためにオンライン家計簿を使ってみよう

オンライン家計簿とは、スマートフォンやタブレット端末のアプリをダウンロード後にインストールして利用する家計簿となります。

下記がメリットやデメリットなどの特徴となります。

オンライン家計簿のメリット
・近年の家計簿アプリにはレシート読み込み機能が搭載されており、レシートさえ残してあれば、集計が楽になる。
・無料で使用出来るアプリもある。
・インターネット回線により金融機関やゆうちょ銀行と提携しており、個人口座のデータも家計簿に反映させることが出来、口座の出入金が分かる。(対応金融機関数は、アプリにより違いがある)
・クレジットカード発行会社と提携しているアプリだと、ほぼリアルタイムで購入した商品やサービスの料金の確認が出来、いくら使ったか分かりやすい。
・デザインや機能性に特化したアプリが多く、使用者は選択することが出来る。
・ロック機能がかかるものがあり、セキュリティ面に強くなる。
・パソコンと連動出来るアプリもあり、管理がやりやすい。
・一部アプリは家計簿共有に対応しており、家族間などでデータの共有化が可能。

春夫君
レシート溜まっちゃっても、簡単にデータ管理出来るのは助かるね。
僕のようなついつい貯めちゃう人こそ使いたくなっちゃう。

妻子さん
銀行やクレジットカード発行会社と連携しているアプリだと、
自分で通帳や領収書を細かく管理しなくてよくて楽ね。

節約先生
金額データを機械的に管理してくれるために、自分で入力するものより大幅に手間が減りますよ。
それと金額の出入が分かりやすく、何に無駄にお金を使っているか理解しやすい分、節約に繋がりやすくなるね。
オンライン家計簿のデメリット
・無料の物もあるが、使える機能が少ないことが多い。(便利な機能は課金によって追加される物もある。)
・全てのアプリにメリットに上げられる機能があるわけではなく、使いたい機能や対応している金融機関やクレジットカード発行会社のことは自分で調べる必要がある。
・使い勝手や読み込み機能などもアプリによって性能が大幅に違い、それを調べて選択する必要がある。
・ネット回線に繋がっているため、しっかりセキュリティ対策をしておかないと、クレジットカードやキャッシュカードの番号や暗証番号などが盗まれる可能性もある。

妻子さん
暗証番号を盗まれるとか最低ね。

節約先生
セキュリティ面の問題は何もこのアプリだけじゃないよ。
ネット通信端末を使う機器だとどれもそれ相応の危険性があるため、
セキュリティソフトなどを導入して自分で守っていくしかないんだ。

春夫君
それなりに良い物はやはりお金もかかるんだね・・・。
節約にはなるのかな?

節約先生
高くてもせいぜい1000円程度だね。
高いと思うかは個人で変わってくるだろうけど、
管理計算の手間が大幅に簡略化というのはやはり魅力的だよ。
対価と比べて十分節約になるはずですよ。

スマートフォンのシェアの向上により、近年オンライン家計簿に移行する人も多くなってきました。

ただ対応するアプリがあまりにも多いため、それを正しく選択する必要があるのも確かです。

終わりにに 家計簿をつけるのを習慣化しよう

家計簿とは、現状の家計の金額を視覚化するためにとても大切な物です。

何を変えていけば節約に繋がっていくのかを理解するのに、非常に有効な物だと言えるでしょう。

自分に合った家計簿を判断して、正しく使っていけるようにしていきましょう。

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